航空機が欠航した場合のリスクと補償

連日、日本各地で記録的な大雪がニュースとなっていますが、近年は世界中で大雪やハリケーンなどの気象災害の規模が大きくなっているような気がしてしまいます。

海外出張で気になるのが、天候による航空機の遅延や欠航ですね。

航空機の遅延により乗り継ぎができなかった・・・
航空機が欠航して帰国日が遅れた・・・

避けたい事態ではありますが、「自分だけは大丈夫」ということは決してありません。

例えば2017年3月、大雪を伴う嵐「ステラ」が米国東部を直撃し、6,000便が欠航する大混乱に陥りました。
もしこの時に、アメリカ出張に行っていたらどうなるでしょうか・・・
 

乗れなかったフライトの代わりは用意してもらえるの?

悪天候によって搭乗予定便が欠航してしまった場合、必ず航空会社が代替便を無料で用意してくれますので、その点はご安心ください。
基本的には同じ航空会社の便が用意されますが、状況により他社便を案内されることや、直行便が経由便になることもあります。

同日中に代替便が用意されればよいのですが、「ステラ」の時のように空港が閉鎖されてしまいますと、再開するまで足止めされることになってしまいます。
 

足止めで必要になったホテル代はどうなる?

同日中の代替便がなく、やむなくホテルに宿泊することになった場合は航空会社はホテル代を補償してくれるのでしょうか?

「泊まりたくて泊まるわけじゃないんだから、補償してもらって当然!」と思われるかもしれませんが、天候による欠航は、航空会社としては不可抗力であり免責となります。

代替便については「目的地まで運送する義務」がありますので上記の通り補償されますが、欠航によって必要となったその他の経費(宿泊費、交通費、通信費)などは免責となり、利用者の自己負担となるのです。
 

海外旅行傷害保険で補償できます

フライト欠航により必要となったホテル代、ホテルまでの交通費、食事代・・・

航空会社が補償してくれないこれらの経費、実は海外旅行傷害保険の「旅行事故緊急費用」として補償を受けることができます。

当社で取り扱いのあるAIG保険の「旅行事故緊急費用」を見てみると・・・
お支払いする保険金として以下のものが挙げられています。

①交通費
②宿泊施設の客室料
③食事代
④国際電話料など通信費
⑤旅券印紙代、査証料、予防接種料などの渡航手続費
⑥渡航先で予定していたサービスの取消料など
⑦身の回り品購入費

(詳細な条件等はこちらをご参照ください。)

これを見ますと、利用したホテル代や交通費のほかにも、利用できずに発生した(渡航先)ホテルのキャンセル料(⑥)まで補償されるので安心ですね。

加入される保険プランによっては「旅行事故緊急費用」が入っていないこともありますので、プランを検討される際にぜひ確認していただくことをお勧めいたします。
 

公費からの支出は?

運悪く旅行保険に加入していなかった、加入していたけど「旅行事故緊急費用」が付いていなかった、ということもあるかと思います。
補助金等の公費でご出張されている場合は、もしかするとその公費から支出することができるかもしれません。ご所属先や予算により判断が異なるかと思いますが、諦めずに一度ご担当者に確認してみてはいかがでしょうか。
 

補償を受けるために必要な書類

旅行保険の「旅行事故緊急費用」として保険金を請求する場合(また、公費から支出できる場合も)、まず必要になるのが支払った費用の「領収証」、そして航空会社が発行する「欠航(遅延)証明書」です。
これらの書類無しで補償を受けられることはまずありませんので、必ず揃えるようにしてください。
「欠航(遅延)証明書」は帰国後に航空会社に請求すれば発行してもらえますが、「領収証」は必ず現地で発行してもらい、紛失しないよう大切に保管しておいてください。

また、パスポート(出入国スタンプ)を確認されることもあります。近年は自動化ゲートにより、スタンプを受けずに出入国できるケースが増えていますが、自動化ゲートを利用する場合も係員に申し出てスタンプを押してもらうようにしておくといざという時に安心です。
 
旅先でのトラブルは想像以上に体力・気力を消耗するものです。
ぐったりと疲れた時に、せめて必要な補償が受けられますように。ご不安なことがあれば、当社スタッフにご相談ください。